深く突き刺さったままの痛みが未だに取れずにいる















































僕は彼の全てであったが
彼は僕の全てではなかった
強いて言うならば 僕らはいつだってお互いがお互いに片思いをしていた
触れたと思った心はいつだって幻影でしかないし            自分たちに都合のいいものでしかなかった
僕たちはお互いにそのことに気づきながら 見て見ぬ振りをしてきた
(理想と綺麗事を吐き尽くした私の口からは  気の利いた約束ひとつ出てこない) 血や怨讐ではなく ささやかな願いに絆を求めたときには もう 君はどこにもいない
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  絵日記にユリセリの絵を描いたときに思いついた
 エセ漫画もどきというか、独白挿し絵付きというか
 そんな感じです。(謎
 すれ違い、勘違い、行き違い、気狂いが黒ユリセリの
 テーマです。(ぇ
 お互い
 「君なんて必要じゃないんだよ。
  私が君を斬ることを躊躇うとでも思うかい?」
 な感じで牽制しあい、威嚇しあい、距離を計りながら
 恐る恐る近づいていって、少しでも互いに触れたら
 途端にびっくりして拒絶するー…という二人が
 理想ですw(いいから書けよ
 
                 2004.4 kanata.k
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