人類史上最悪の運気の俺と 人の運命狂わした自覚のない君と 平凡な日々を送れたら それもまた奇跡かもしれない 翼は有るが飛ぼうとしない俺と 翼も無いのに飛ぼうとする君と 世の中は随分不条理に出来てるもんだと しみじみ君とうなずく ひねくれ者の俺の背中には 君を連れ去るためだけの翼が生えていて 直情型の君の心の背中には 俺を甲斐性無しにさせる翼が生えている 心だけの翼で飛ぼうとする君 その肩を捕まえてやるのは俺の仕事 それでも先走る君に小さなため息 でも君は君でいて欲しい それもまたやっかいな感情 諦めたように君の手を取って 内心ではしたり顔 燃えるような君が不敵に笑えば 誰だって傅くさ 君は地図を平然と破り捨てて駆け出す その背中に追いついて抱きつこう +----------------------- * -----------------------+ 文句を言いながらも結局どこまでも遼についていく ひねくれ者な当麻。私の中の当麻像はこんな感じです。 2004.4 kanata.k +----------------------- * -----------------------+