人類史上最悪の運気の俺と

人の運命狂わした自覚のない君と

平凡な日々を送れたら

それもまた奇跡かもしれない




翼は有るが飛ぼうとしない俺と

翼も無いのに飛ぼうとする君と

世の中は随分不条理に出来てるもんだと

しみじみ君とうなずく




ひねくれ者の俺の背中には

君を連れ去るためだけの翼が生えていて

直情型の君の心の背中には

俺を甲斐性無しにさせる翼が生えている




心だけの翼で飛ぼうとする君

その肩を捕まえてやるのは俺の仕事

それでも先走る君に小さなため息


でも君は君でいて欲しい


それもまたやっかいな感情

諦めたように君の手を取って

内心ではしたり顔



燃えるような君が不敵に笑えば

誰だって傅くさ



君は地図を平然と破り捨てて駆け出す

その背中に追いついて抱きつこう




























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 文句を言いながらも結局どこまでも遼についていく
ひねくれ者な当麻。私の中の当麻像はこんな感じです。

                 2004.4 kanata.k
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