『光』 眩しい。 そう思って俺は目を閉じた。 何度も何度もこの行為を繰り返してきた。 その度に悔しいと思った。 例え望んだわけではないにしろ。 あんな高いところにある太陽が羨ましい。 そして悔しい。 俺が、俺たちが。 下の人間がどうであれ輝いているアレが。 とても羨ましい。 俺たちが何をしていようと、 変わらず照らすその光にとても悔しさを思い。 優しさを思い。 俺は朝の光に、今日もまた明日を誓わせる。 明日も変わらず照らしてくれ、と。 ------------------------------------------- ともひと マブシィ。 ずっと昔に放たれた優しさを今感じるのです。 2004.3 -------------------------------------------