子馬
「わ、その歌久しぶりに聞いたよう」
「俺はお前と司馬をみてるといつもこの曲を思い出すけどな」
「えー?それって僕と司馬くんが親子ってことなの?」
「なかよしこよしなとこが?」
「そりゃもちろん司馬くんのことは好きだけど。あんちゃんに言われるのはなんかどうなの?」
「ん?」
「この間僕告白したばっかりだよ?」
「あー、ん時も言ったが俺には凪さんというラブリーな天使が」
「夢見てないでもうちょっと真面目に考えてよ」
「ゆゆゆゆゆ夢だと?!」
「ちゃんと考えてから返事してよね」
「おおおおお前俺と凪さんのしっ幸せな家庭をなんと」
「まぁ、僕と司馬くん見ててそんな歌が思い付くなら脈なしだなって思うけどね」
「だろう!なんと言っても俺には」
「てもさーそれならさー」
「ん?」
「ちゃんと彼女を選んでよね。他のやつじゃ承知しないんだから」
「おい。自分で言うのもなんだが俺にはまだモテ期は来てないぞ?」
「…はぁ」
「凪さんだってまだそのいや俺は決めてるけど」
「あんちゃん」
「ん?」
「結構狙われてるんだから気を付けてよね」
「参考までにピノたん、誰がその俺にあれだホの字なのかちょっとだけなぁちょっとだけ」
「教えてあーげない!」
「ちょ、兎丸!」
「監督来たよほらちゃんとして!」
「おおい兎丸ぅぅううう俺のモテ期何処なんだよおおお!」
「うるさいですね」
「とりあえず、馬鹿だな」
「あ、あのう、監督がアレを止めろって言ってるっす」
「嫌です」
「キモイ」
「また僕の仕事っすか・・・?うう」
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ともひと
2015.8
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