投影

























行きたくない

アイツに近づきたくないんだ

頼むから

お願いだから







アイツに近づいたら、俺はまた






俺は俺じゃなくなってしまう








行きたくない

来るな

俺は

俺はアイツの一部なのか

それなら俺は生きたくない

やめてくれ



























本当に?

本当にそう思っているのか?

お前が正気を失うと?



























アンタ誰だ

いや、そんなのどうでもいい

俺をこれ以上混乱させないでくれ

俺を俺のままいさせてくれ

俺に触らないでくれ


























お前が周りを傷つけたのか?

そうなのか?


























・・・・・そんなの、もうどっちでもいい

もう彼女を傷つけたくない

俺が、自分が何なのかを考えたくない

それだけなんだ





























そんなに思いつめるなクラウド

アレはお前がやったことじゃない

























俺が・・・やったことじゃない・・・・?



























そう

お前はアイツに操られただけだ

アレはお前じゃない

だから大丈夫だ

彼女を傷つけたのはお前じゃない

アイツだ


























俺じゃ   ない?

俺は  アイツに 操られ て   ?

























そうだクラウド

お前じゃない

お前はクラウドだろう?

さぁ、立て

立てクラウド

お前の役目を果たせ

























俺の・・・・役目・・・・・



























立て、クラウド

そして追え










さぁ










アイツを















私を、追って来い

























俺 は   アイツ を   ・・・

アンタ 追って 俺  ・・・ は 








































俺 は クラ ・・・ ウド

元 ソルジャー の クラ  ウド

ティファ の  幼 馴染 の ・・・・ クラ ウド

アンタ ・・・・  を  追 って 旅を   して   ・・・・・     いる


























俺は  操られているだけ

俺は クラウド ・・・・・
















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ともひと
 投影
  防衛機制の1つで、受け入れがたい感情や、
  衝動、観念を自分から排除して、他の人やものに
  位置づけること。
  自分自身の憎しみを抑圧してそれを相手に
  投影するので、相手が自分のことを傷つけるように
  感じると考えられている。
  ・・・・疑心暗鬼のグレードアップ版?

2004.4
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