それは自分を守り また 保つための術 妄想分裂 長いこと周りに嘘をついている 嘘じゃないと叫ぶ自分は さらに嘘だと知っている 自分のこの存在自体が嘘ならいいのに 自分でなければいいのにね 妄想の中の自分ならどれだけ楽か 疲れたな 疲れた もういい加減 疲れた いつまで笑っていよう いつまで嘘をつき続けよう 俺はいつまで あぁ 最近感じていなかったこの感情 どす黒いこの感情 きっと嘘だ 違いない この感情は俺じゃない 俺じゃないと嘘をつく その嘘が 俺を喰らって笑い出す 勝ち誇ったように笑い出す 何にも勝っていないのに 狂ったように笑い出す そんな俺を見て周りの人間も笑い出す そうこれでいい 俺が笑って その後ろで俺が泣いて 俺は俺の後姿を仰ぎ見る 皆に囲まれたその姿を仰ぎ見る 笑い転げるその姿を仰ぎ見る もう 疲れたな ---------------------------------------------- ともひと 妄想分裂 現実にそぐわないにもかかわらず、 それと認識できず、現実に即したように行動する ことや信念。それを妄想といいます。 この場合、分裂を妄想しているわけです。 ・・・・多分。 2004.4 追記 妄想分裂=妄想が分裂するわけじゃないのょ? という指摘があったので。 そんな風に見えましたか(汗 妄想分裂って何なのか、わからなかったもので。 つまりともひとの造語状態になっています。 ----------------------------------------------